日記日本昔ばなし
2002年9月18日
日記日本昔ばなし(前編) 「夢重力のあけぼの」
むか〜し、むかし(1年くらい前)、あるところにだんでぃという若者がおったそうな。だんでぃは仕事もせずに遊び歩いておった。そしてたまに変な文章を書いては、一人でほくそえんでおったそうな。
ある時、だんでぃがねっとという国を旅しておると、大小様々な家が立ち並ぶ、変な村があらわれた。ある家は潰れそうに小さく、またある家は城と見間違うほど大きく、立派じゃった。
「こりゃあ、へんな国だべぇ」
「ほいほい、何をお探しで?」
突然、一人の男がだんでぃの前に現れた。
「だれだい、おまえさんは?」
「おお、申し遅れた。わしゃ、検索えんじんと申すものじゃ。旅人が探しているものをたちどころに見つける達人じゃよ。ほっほっほっ」
「金を取るのか?」
「いんや、無料じゃ」
「ふ〜ん・・・胡散臭いが・・・まあいいや。いま東尋坊に関する情報を探してるだ」
「ふむふむ、東尋坊とな? これだけあるぞい」
検索えんじんは懐から巻物を取り出すと、それを広げて見せた。そこにはたくさんの情報が並んでおった。
「こんなにあるのか。んで、おすすめはどれだべ?」
「そんなの自分で調べんかい」
「さ、サービス悪いべ・・・」
「うるさい! それが検索えんじんじゃ! ほら、さっさと一件目に行くぞ!」
「ひ、ひぇ〜!」
中篇に続く・・・
2002年9月19日
日記日本昔ばなし(中篇)
昨日までのあらすじ
汚染された地球を救うため、はるかイスカンダルの地にコスモクリーナーを求めて旅立った宇宙戦艦ダンディー。しかしその行く手に立ちはだかるデスラー艦隊。ワープ戦法に苦しめられつつもなんとかデスラー艦隊を撃破したダンディーは、再び果てしない航海を続ける・・・なんて話ではない。ねっとの国に立ち寄っただんでぃは検索えんじんに「東尋坊」を検索してもらった。そんだけ。
だんでぃは検索えんじんに連れられ、「東尋坊」を探して歩いておったそうな。
「仮面ハライターの日記は9月4日と10日じゃよ」
検索えんじんは突然そんなことを言いおった。
「検索えんじんどん、急に何を言い出すんだべ?」
「気にするな、『仮面はらいたー』の検索で来た者への業務連絡じゃ」
一方的に話を終わらせると、検索えんじんは一軒の家に入っていった。そこには「東尋坊」の写真がいろいろ貼っておった。
「変な家だべ」
「この国の家はさいとというのじゃよ」
「斎藤?」
「そして住人は管理人と言うのじゃ」
「変な国だべ・・・で、その住人はどこにいるだ?」
「いや、いくらここを探してもおらん。『おふ界』という世界でしか彼らの姿を見ることはできんのじゃ」
「そういや誰ともすれ違わないだ・・・ますます変な国だべ」
「何か聞きたいこととか言いたいことがあったら、そこの板に書いておくと、そのうち返事が書かれるぞい」
家の中には一枚の板が掛けてあり、いくつかのメッセージが残されていた。
「めんどくさい仕組みだべ・・・直接話せばいいのに」
「そう言う者はちゃっと部屋に行けばいい」
検索えんじんは「ちゃっと」と扉に書かれた部屋を指差した。
「そこなら住人と会えるべか?」
「いや、話をするだけじゃ。姿は見えん」
「わけわからん国だべ・・・」
二人はさいとを一通り見て回ると、表に出た。
「それで? このさいとで満足かい?」
「いや、もっと説明とか見たいなぁ。どんなとこか知りたいべ」
「よし、じゃあ次はてきすと村のサイトに行くべ」
「てきすと村?」
「てきすとさいとが集まる村じゃの」
「そんな斎藤さんばっかが集まる村じゃ混乱するべ」
「てきすと村でそんなぽけしてたら馬鹿にされるぞ」
「ぼけ?」
だんでぃはわけもわからぬまま検索えんじんについて行った。
「着いたぞ」
「え? もう?」
「ねっととはそういうもんじゃ」
てきすと村は大小のさいとがひしめき合い、それがどこまでも続いていた。遠くに見える山のふもとまで、さいとがいっぱいじゃった。
「うわ、斎藤さんがこんなに一杯・・・」
「最低でも1万。正確な数は不明じゃ」
「ほぇ〜・・・あの山のふもとまで、全部斎藤さんちだべか」
「なにを言っておるのじゃ。あれはさ○らい魂というさいとじゃぞ。あの向うにも、たくさんのてきすとさいとがあるはずだ」
山に見えていたのは大きなさいとじゃった。
「ひぇ〜、すごい村だべぇ・・・」
「ほら、行くぞ」
二人は「快適蝸人空間」と表札の出ているさいとに入っていった。
「ほら、これがおまえさんの探している『東尋坊』の情報じゃよ」
「こりゃ・・・変な文章だべ・・・」
「おまえさんの欲しがってるような情報じゃないかね?」
「う〜ん、ちょっと・・・」
「じゃあ次に行くかね?」
「いや、ちょっと待つだ!」
「ん? なんじゃ?」
「・・・面白いからちょっと読んでぐべ」
だんでぃとてきすとさいとはこうして出会ったそうな。後編に続く・・・
「で、今日の日記のおちはどうするべ?」
だんでぃは検索えんじんに尋ねた。
「ん? おちか? ほら」
「ただ検索しただけじゃねえべか!」
「検索えんじんとはそういうもんじゃ! おちなんて自分で考えんかい!」
「ひ、ひぇ〜!」
2002年9月20日
日記日本昔ばなし(後編)
昨日までのあらすじ
ふとしたきっかけからダンダムに乗り込んだちっょと多感な成人男性ダンディーは、その力で中華連邦から送り込まれたモビルスーツ「先行者」を撃破する。先行者に装備された中華キャノンが通じないと知った中華連邦は、同盟国から借り受けた対ダンダム用特殊ミサイルテポドンを装備させた「先行者」の後継機「付随者」を開発。再びダンダムの戦いが始ま・・・たりはしません。ホントのあらすじは昨日の日記を読めば分かります(オイ!)
快適蝸人空間のてきすとを読み終わっただんでぃは再び検索えんじんと共にさいとの外へ出おった。
「さて・・・次のさいとに行くかね?」
「いんや、ひとまずこのくらいにしとくべ。次はじゅりあな東京の情報が欲しいんだべ」
「じゅりあな東京? お主はずいぶんけったいなものに興味があるのぉ」
「放っといてくんろ。おら変な文章書くのが好きで、その資料集めをしてるだで」
「ほお、そいじゃてきすと村がぴったりのようじゃの。次もてきすとさいとがええじゃろ」
次に二人がたどり着いたのは「不楽人生是如何」と書かれたさいとじゃった。
「ほぇ・・・てきすとがいっぱいだべ」
「日記とてきすと・・・オーソドックスなてきすとさいとじゃな」
だんでぃは「不楽人生是如何」の魅力に取り付かれ、次々とそのてきすとを読んでいった。
「・・・面白いべ・・・」
「そろそろ次へ行くかい?」
「いや、もういいだ」
「おや、もういいのかい?」
「おら・・・おらもこの村に住むだ! そしてこんな面白い家を作るだ!」
「ほほう・・・思い切った行動に出るのぉ」
「どうやったらここに住めるだ? やっぱりたくさんお金がいるだべか?」
「いんや、タダじゃ」
「え、マジ?」
「地主さんに頼めばの。例えばこの『不楽人生是如何』はいんふぉしぃくという地主様から土地を借りてるのじゃ」
「剛毅な方かいたもんだ・・・よし、オラもいんふぉしぃくで土地を借りるだべ!」
こうしてだんでぃはてきすと村の新たな住人として迎えられた。そして数日後、ねっとの国に夢重力空間という新たなさいとが産声をあげたそうな。めでたし、めでたし。
夢重力空間の日記とかけて初めてのHを目前にした男の子とときます。
その心は?
落ち着きません(オチつきません)
ひぃ〜っ! 物を投げないで!
2002年9月21日
日記日本昔ばなし(終)
こうしててきすと村の住人となっただんでぃは、さっそく自分のさいと、夢重力空間をせっせと更新を始めました。すると徐々に訪れる人が増え、掲示板にも書き込みがあるようになりました。
「あはは・・・さいと運営は楽しいべ!」
ようやくさいとの意味もわかっただんでぃは心底楽しそうに言いました。
「よし・・・他のさいとにも遊びにいくべ」
自分のさいとを持つようになっただんでぃは、多くのさいとを回り、いろいろなことを学びました。例えば「他のさいとに行くにはさーふぃんをしなければいけない」などです。しかし、学ぶのは決して楽しいことばかりではありませんでした。
「こ、これは・・・なんだべ?」
とあるさいとに入ったところ、中ががぐちゃぐちゃに壊されており、掲示板もわけのわからぬ文字でいっぱいでした。
「ん? あれは・・・」
だんでぃは入り口近くに紙切れが張ってあるのを見つけました。それには『荒らし被害にあい、さいとの運営を続けるのが困難になりました。よって当さいとは閉鎖いたします。いままでありがとうございました』と書かれていました。
「へぇ・・・嵐が来たんべか。そりゃこんなに壊れるはずだべ」
だんでぃは強引にボケると納得した顔でサイトを出て行きました。
「うわぁ〜!」
だんでぃがさーふぃんをしていると、あるさいとから悲鳴が聞こえました。
「な、なんだべ!?」
急いでそのさいとに近寄り中を覗くと、恐ろしい姿をした一匹の妖怪が、そこの管理人を襲っていました。
「あ、ありゃなんだべ・・・?」
だんでぃは恐怖に足が竦み、何もすることが出来ません。そのうち妖怪は管理人をボコボコにして去っていきました。
「だ、大丈夫だべか?」
だんでぃは急いでその管理人の下に走り寄りました。
「うぅ・・・か、管理人はおふ界でしか見れないはずじゃなかったのか・・・」
その管理人はだんでぃに嫌な突っ込みを入れました。
「そんな細かいことは気にしちゃ駄目だべ! それを言うなら今日の日記の文体は『昔ばなし』というより『童話』だべ!」
「そうか・・・そんなこと気にしてたらてきすとは書けないな・・・ゴホッ!」
「いまのはなんだべ?」
「あれか・・・あれは妖怪ネタ無し・・・」
「ネタ無し?」
「そう・・・てきすとさいと管理人を執拗に狙う妖怪・・・その魔の手からは誰も逃れることは出来ない・・・奴に勝つことも・・・不可能だ・・・勝ったつもりでも・・・奴はより強力になって戻ってくる・・・俺たちが死ぬまで・・・あいつは俺たちを狙い続けるんだ・・・うぅ・・・っ!」
「し、しっかりしろ!」
「もう俺は駄目だ・・・このさいとは・・・更新を・・・停止・・・する・・・」
それだけ言うと、管理人は力尽き、ろぐおふしていきました。
「そ、そんな・・・いやだ・・・おらこんな恐ろしい村いやだべ!」
だんでぃはそのさいとの外に走り出ました。
「うぉ〜っ!」
「でりゃ〜っ!」
しかし外に出るや否や、数え切れないほど多くの人間の怒声が聞こえてきました。
「な、なんだ?」
見ると、あるさいととさいとの間で戦争が起こっていました。だんでぃは知りませんでしたが、それはねっとばとると呼ばれる戦いでした。
「人同士でも争うなんて・・・おらこんな村いやだ! おらこんな村いやだ! 東京さへ出るだ!」
だんでぃは自分のさいとを閉鎖してこの村を出る決心をし、夢重力空間へ駆け込みました。
「閉鎖だ、閉鎖するだ! ・・・ん?」
荷物を整理するだんでぃの目に、ある物が飛び込みました。それは掲示板に書き込まれた、多くのメッセージでした。
(投稿者:松浦あやや)「初めまして! ずっと前から見てたんですが、恥ずかしくて書き込めませんでした・・・。でも今日は勇気を持ってカキコしちゃいます! ダンディーさん、胸キュンピーチだよ♪ 応援してます。頑張ってください!」
(投稿者:ごまき)「こんばんは。今日、初めてお邪魔しちゃったんですけど、一目でこのサイトが好きになってしまいました♪とても楽しいところですね。きっとダンディーさんって、素敵な方なんだろうな・・・。あ、私一応アイドルやってます(バレバレ?) ぜひコンサートにお誘いしたいのだけれど・・・来てくれますか? ヤダ・・・私、初対面の人に何言ってるんだろ・・・。でも・・・初めてなんです・・・こんな気持ち・・・ぜひ一度、お会いしたいな♪ 」
「こんな・・・こんなにおらを応援してくれてる人がいるなんて・・・」
だんでぃは感激のあまり涙が頬を伝うのを感じました。
「・・・おら・・・おら、さいと運営を続けるだ!」
拳を固く握り締め、ダンディーは熱い気持ちと共にそう叫びました。訪れてくれる人のため・・・笑ってくれるひとのため・・・
ねっとの国の奥深く・・・てきすと村の、そのさらに片隅では、いまも夢重力空間というさいとが立っているという・・・そしてそこでは、だんでぃという若者が日々、妖怪ねた無しと戦っているそうな・・・めでたし、めでたし。